多肉植物を育てていると斑入りという言葉を聞きませんか?
今回は斑入りの解説や種類などを紹介していきます。
斑入り(錦)とは
植物において斑入りとは緑色の葉の一部が白や黄色あるいは赤の模様になることを指すことです。
斑入りになる理由は科学的に解明されていないようですが、葉や組織の細胞内に含まれている葉緑素の全てあるいは一部が失われる現象という事はわかっています。
葉緑素は植物の光合成に必須の材料である事から、斑入り植物は通常の植物と比べると光合成能力が著しく低下します。なので斑入りではないものに比べ葉焼けしやすい傾向にあります。
斑入りは最初から入っているものや突然斑入りになるもの、交配して斑入りにするものなどがあります。
逆に斑入りが消えてしまうこともあり、これを先祖返りといいます。
錦とは斑入りの多肉植物によく付けられている名前です。
斑(ふ)の語源は斑(まだら)というとこから来ていると言われており錦は錦鯉から来ていると言われています。
斑の入り方や種類
斑にも様々な入り方があります。
外斑
一般的な斑の入り方で葉の外側に入る斑のことです。
中斑
葉の真ん中に入る斑のこと。
覆輪斑(ふくりんふ)
葉の縁に沿って入っている斑のこと。
季節斑
常に斑入りではなく、ある時期のみ出る斑のこと。
黄斑
黄色の斑のこと。
白斑
白色の斑のこと
薬斑について
ここ何年かで薬斑という言葉をよく聞くようになりました。
薬斑とは薬を使用して人工的に作られた斑のことです。
どのような作り方をしているのか、どのような薬が使われているのか様々な
憶測が飛び交ってますが詳細不明です。
薬斑が入っている植物は枯れる可能性が高いことと時間が経過すると緑に戻ってしまいます。
薬斑かどうかの見分け方は初心者の方には少し難しいかもしれません。
異常な白さや葉全体が斑入りになっているものは一度調べてみてからの購入を
おすすめします。斑入りが大量発生することはそうありません。
最後に
斑入りには様々な種類があり特別感があります。
その分、値段が普通のものに比べると少し高かいことが多いです。
まだ斑入りを手に入れてない方は是非探してみてはいかがでしょうか。